シンポジウム「映適ガイドラインで現場はどう変わったか」

2023.10.30


2023年10月30日、東京国際映画祭の一環として映職連主催のシンポジウム

「映適ガイドラインで現場はどう変わったか」が有楽町電気ビル2階GLOBALVILLEGEで開催されました。

 

映適設立発表から約半年を経て、現場がどのように変化したかを認証作品に参加したスタッフからの

ヒアリングコメントを紹介しながら語り合い、ガイドラインについて業界内の認知を広めていくため、

今回のシンポジウムはフリーランスの立場からの声を中心に各部署のパネリストが登壇し、

現場スタッフ、映画会社や撮影所の方々、俳優、映画を学ぶ学生ら総勢108名が参加しました。

 

今回は託児所も用意し子育て中の方も参加できるようにしました。

 

審査、契約の説明の後、話題の中心は現場の労働時間。ガイドラインを遵守することにより負担が減り

楽になったという声が多く聞かれましたが、パートによってはそれ以外の作業量が大幅にあるため改善

の余地は残ります。休日や休憩についてもガイドラインの策定で改善が確実に進んでいる事が示され

ました。

 

映画界を目指すことに二の足を踏む仲間もいるという学生からの不安に対し、照明の長田達也さんは

「これから映画界に入ってくるみなさんにはやめてほしくない。入ってきて、こんなはずじゃなかった

と失望させてしまうのは、我々が反省しなければいけない」と発言。続けて「ガイドラインが出たとい

うことはスタート地点にようやく立ったということ。時間に関しても撮休日に関しても、今後やってい

く過程でこれは無理ということも出てくる。そうしたことは誰かがやってくれるのではなく、自分たち

が主体的に変えていかなければいけない」とも。映適の存在意義ともいうべき言葉のように思われ、今

後も随時見直していく必要性も認識させられました。

 

俳優の斎藤工さんからは「俳優部は比較的スタッフより尊重されているが、同じ船に乗ったものとして

共有していきたい」との発言がありました。

 

このシンポジウムを撮影したものをYouTubeで公開中です。当日参加できなかった方はぜひ

ご覧下さい。

 

Ep1『映適とは?』:https://youtu.be/jH_L4fwJjWo

Ep2『契約書、スケジュール、予算』:https://youtu.be/rXSFAZtzmb8

Ep3『作業・撮影時間』:https://youtu.be/lJIXYTDek7w

Ep4『パート間の格差』:https://youtu.be/BsewY4jO5rM

Ep5『全員13時間を守るには?』:https://youtu.be/HOehRSp_BpU

Ep6『インターバル、休日、休憩・食事』:https://youtu.be/t1lGhUam1Dw

Ep7『準備と仕上げ』:https://youtu.be/GiWAJRy6P0k

Ep8『ハラスメント』:https://youtu.be/NFJJgpnEv3g

Ep9 『質疑応答』:https://youtu.be/8mT9OJmUrjE